発達障害と経営者!!有名人に多い自閉症スペクトラム

『有名な経営者には、自閉症の人が多い。』
これを聞いて驚かれる方もいるかもしれない。
しかし、障害に対する世間のイメージとは裏腹に、医学の進歩が明らかにしたことがある。
それは、
・有名な経営者
・歴史に名前を残した人物
の多くが自閉症的な気質があるということである。
自閉症スペクトラムと聞くと、
発達障害や精神障害のことを想像して、
『障害者』というレッテルを貼り付けがちだ。
ところが、
有名な経営者や起業家などの多くに発達障害の傾向の人物が多いということが明らかになってきた。
代表的な発達障害者などを紹介する。
◆16歳の少女 グレタ・トゥーンベリさん
この少女がはじめた『気候のためのスクールストライキ』は、世界的な環境保護運動になった。2018年のノーベル平和賞にノミネートされた世界的に有名な少女だ。
彼女は、自分自身がアスペルガー症であることを公表している人物の1人である。
「アスペルガーは病気ではなく、1つの才能。アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう。」
Facebook上の本人投稿画面での本人の発言から
16歳の彼女が示した「行動力」と「勇気」は、「発達障害」という障害の存在を全世界に投げかけた。
◆ビル・ゲイツ氏
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も、「社会性」、「集団行動」の面で問題を抱えた発達障害の子どもであった。
学校の先生たちから、問題児扱いされるほど、幼少期のビル・ゲイツは問題を抱えていた。
同級生と一緒に遊ぶことに興味がなく、一人遊びに夢中になっていたという。
そんなビル少年は、あの世界的なIT企業Microsoftを立ち上げた。
WordやPowerpointやExcelなどでおなじみのMicrosoft。いまやこれらMicrosoft商品は、ビジネス面ではなくてはならないものとなっている。
自分の興味あることを追求し続けた発達障害のビル少年が、このMicrosoftという世界的企業を生み出したのである。
◆スティーブ・ジョブズ氏
Apple創業者のジョブズ氏も、発達障害者であった。
ジョブズ氏は幼少期から好奇心旺盛で、
気になったことをすぐに実行してしまう子供で、学校では超問題児とされていた。
あとさきのことを考えず、危険を顧みないジョブズ少年は、かなり衝動的な性格だったと語られる。
そんな問題児であったジョブズ少年は、
小学校高学年になった年に、担当教師「イモジーン・ヒル」と出会う。
この担任教師との出会いが彼の人生を変えた。
この先生は、ジョブズ少年の「才能」を引き延ばし、
たったの12か月で「問題児」だった少年を、「飛び級」ができるほどの生徒に急成長させたのである。
退屈な大学を中退したジョブズ氏は、プログラマーとして、結果を出し続ける一方、同僚との協調性に欠け、他人の気持ちをあまり考えない言動や行動が、仕事仲間たちを困らせていたという。
その後、ジョブズ氏はAppleという社名で起業し、思いついたアイデアをどんどん形にしていく。
売上に直接関係しないだろうと思われていた文字のデザインやノートパソコンの外観デザイン、
そのほかあらゆるところに、ジョブズ氏の「ものすごいこだわり」が貫かれた。
自分のアイデアを形にした全ての商品に対し、最高の質を追求し、Mac PCやiPod、iPhoneを生み出したのだ。
「衝動性」「協調性の欠如」「共感力の欠如」「独特のこだわり」など、
典型的な発達障害の症状をジョブズ氏が有していることがわかる。
◆堀江貴文氏
また、ホリエモンも自分自身が、ADHDと診断される可能性が高いことを、
週プレNEWSの記事の中で明らかにしている。
堀江氏は、記事の中で、
「『ADHD』と言われるより、『多動力あるよね』って言われた方が、前向きに生きられる」
と発言している。
世間的には「ADHD」と診断されるとショックを受ける人が圧倒的に多い。
「障害者」って言われると、思い悩む人も多いのだ。
堀江氏は記事の中で、
「これからはなんとか障害みたいなものは、ポジティブに言い換えるべきだと思う。」
と発言している。
「障害」を「才能」に変えられるかどうかは、周りにいる親や先生たちの影響が大きいという。個性的で、集団行動の苦手な彼らを理解し、「才能」を引き延ばせるのは、周りの大人たちしかいない。
◆発達障害の2人の経営者に話を聞いてみた
ここからは、
実際に自閉症の診断を受け、経営者